2015年11月08日

信用取引のメリットとデメリットは?

こんにちは、あべ☆ひろです。

制度信用取引と一般信用取引の違い、メリットとデメリット
について説明しましたが、
今回はその辺を掘り下げて行きたいと思います。

手数料や期限、空売りなどの観点から

制度信用取引、一般信用取引、そして現物取引を比較しながら
どういったメリットデメリットがあるのかを説明しますね。

〈手数料〉

これは現物に比べ明らかに「信用取引」にメリットがあります。

どの証券会社でも、信用取引の手数料より
現物取引の手数料のほうが安いということはあり得ないので、
手数料の安さは必ず「信用取引≧現物取引」となります。

ちなみに制度信用も一般信用も手数料は一緒です。

〈期限〉

これは間違いなく「現物」が有利になります。

「期限」という面のみを見れば無期限の一般信用取引も一緒ですが、
高い金利を考慮すると全く比べものになりません。
期限6ヶ月の制度信用取引は言うまでもありませんね。

〈空売り〉

元々空売りできない現物取引は除外しますが、
制度信用取引と一般信用取引を比べて、
空売りできる銘柄の数であれば圧倒的に「制度信用」ですが、
一般信用取引は証券会社ごとに空売りできる銘柄が違うため、
制度信用取引では空売りできない銘柄も一般信用取引では可能…
という場合もあります。
でも普通に考えれば空売りは「制度信用取引」に分があります。

投資方法の観点から

〈ディトレードやスキャルピングなどの超短期売買〉

現物取引より手数料の安い「信用取引」が有利で、
より厳密に言うならば金利の安い「制度信用取引」が最適ですね。

これは信用取引の場合、
例え保有時間が数秒でも一日分の金利が掛かるため、
一日に何度も取引するなら金利の高い一般信用取引より
金利の安い「制度信用取引」の方が向いています。

〈スイングトレード〉

これは、数日保有することが多いので…微妙な感じですね。

取引金額と保有日数によって、
手数料が安いという信用取引のメリットを金利が打ち消してしまうので
現物と信用どちらが有利かの判断が難しいのです。
最近の傾向として、手数料自体が全体的に下がっているので
保有日数が2、3日を超えるのであれば「現物」の方が無難だと思います。

〈中長期〉

これは、迷うことなく「現物」一択ですね。

期限6ヶ月の制度信用では長期保有はできないし、無期限の一般信用で
長期保有だと金利や貸株料がスゴイことになってしまいます。
仮に空売りで「逆日歩」がかかってきたらもう最悪の事態になります。

中長期の保有であれば配当や株主優待なども絡んできます。
配当であれば
信用取引でも「配当落調整金」という形で配当相当の金額が受け取れますが、
株主優待は現物取引でしか受け取れず、
こういった面でも中長期の保有は現物が圧倒的に有利です。

どうしても資金以上の取引をしたいなら

但し、上記で投資法ごとにあった取引法を挙げましたが、
これらはあくまでも「投資金額を考慮せず無駄なお金を使わない」ことを
前提にしています。
「どうしても資金以上の取引をしたい」というのであれば
短期だろうが長期だろうが「信用取引」一択しかありません。

そして、この場合、「資金の約3倍の取引ができる」という
信用取引の特性をメリットと取るかデメリットと取るかは人それぞれですね。

「最大で3倍の取引ができる」ということなので、
ある程度自分でコントロールすれば特にデメリットになることはありませんが、
「使えるからつい取引限度額に近い所まで取引してしまう」
という若干意思の弱い人にはデメリットになり得る可能性はあります。

この「資金の3倍」は元々「ハイリスクハイリターン」の株式取引を
「超ハイリスク超ハイリターン」にするようなものなので、
腕のある投資家であればこれほどのメリットは無いでしょうが、
腕の無い投資家にとっては、
アッという間に資金が消えてしまう危険をはらんでいます💦

「追証の問題」もあるので
資金の3倍の取引ができるといっても、
できるだけ余裕を持って取引することをオススメします💡

最後に、「信用取引のメリット・デメリット」をまとめておきます。

・短期トレードなら手数料の安い「制度信用」
・中長期なら金利が高くつく「信用は×」
・空売りしたいなら「信用しかない」
・どうしても資金以上の取引がしたいのであれば「信用一択」

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posted by あべ☆ひろ at 21:00| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

信用取引の審査は厳しい!?

こんにちは、あべ☆ひろです。

前回も、「信用取引の口座開設基準と審査の基本」について
触れましたがもう少し具体的に説明しますね。

先ずは、
「書面審査」と「電話審査」とは?

〈書面審査〉

投資家から提出された書面による審査です。
自己申告に基づく投資経験や、自己資産などが主です。
また、一部のネット証券などでは
信用取引に関する問題(クイズ)が出題される場合があります。
その場合、正答率も当然審査対象となります。

信用取引の書面審査ではどんなところが見られるのか?

基本的には、書面審査では
「十分な知識を持っているか(リスクを理解しているか)?」と
「万が一の場合でも支払いができるのか?」の二つが対象となります。

・十分な知識を持っているか(リスクを理解しているか)?
信用取引は株式投資(現物株)よりもリスクが高くなるので、
下手に分かっていない人に投資をさせた場合は後々のトラブルになったり、
ルールを知らないことによる損失が出てしまうかもしれません。
そのため、
株式投資全般についての知識はもちろん、
信用取引についてもルールを理解しているかの審査をします。
書面審査としては
現物株の取引経験の長さがポイントです。
数ヶ月程度なのか数年の経験があるのかで、当然株式投資に関する
知識水準は違ってきますので評価されます。
また、他社での信用取引経験があることも高評価です。
(但し、信用取引経験は必須というわけではもちろんありません)

・万が一の場合でも支払いができるのか?
信用取引は最大で資産(担保)の数倍という大きな資金を動かせる取引です。
そのため、
多額の損失が発生し、
万が一の場合には預けている資金以上の損失がでるリスクもあります。
こうした場合には、
当然不足分を証券会社に支払う必要があるので、
その支払い能力が審査されます。
この審査項目としては
「金融資産の大きさ」と「職業(勤務先)」が与信のポイントとなります。

〈電話審査〉

証券会社の担当者が信用取引口座の開設を希望する人に電話をして
投資知識の確認やリスクを把握しているかなどを審査します。
証券会社によっては必ず電話審査を行うところもあれば、
書面審査でボーダーの人にだけ行うところ、
一切行わないところもあります。

一般的に、どんな質問内容なのか?

基本的には、
電話審査の内容は先方が聞いてくる内容で終ることが多いです。
概ね以下の質問に答えることができればそれで終了するでしょう。

多くの場合、最初の方に先方の担当者がジャブ的な質問を打ってきます。
その質問に的確に答えられていればスンナリと終わるでしょう。

・委託証拠金維持率の計算方法は?
・追証の仕組みは?
・追証が発生したらどうすればいいのか?
・代用有価証券はどのように評価されるのか?
・制度信用取引の決済期限は何ヶ月か?
・逆日歩とは何か?
・制度信用取引と一般信用取引の違いは?
・投資額以上の損失が発生するリスクがあることを知っているか?
・2階建てとは何か?

条件審査の内容は?

@資金的な審査
証券会社によっても異なりますが、
自己資金または
その証券会社に預けている資金(預かり資産)が一定以上
という基準がある場合があります。
当然、この基準をクリアできないと信用取引口座は作れないので、
口座があれば大丈夫だと思います。
また、最近ではネット証券を中心に
ごく僅かな預かり資産でも信用口座開設OKというところもあります。

A属性・職業による審査
無職という場合は厳しいかもしれませんが、それ以外の場合であれば
基本的に属性(職業など)が問われることは殆ど無いでしょう。
但し、対面型の大手証券の場合などは
こうした属性もしっかりと見ている可能性があります。

B投資経験
実は一番大切な部分が投資経験(知識)です。
信用取引はリスクの高い取引も可能なツールです。
そのため、株式投資や信用取引に対しての十分な知識が求められます。
一般的には
株式投資経験が半年以上〜3年以下というのが基準となっている
ケースが多いです。
経験が基準に満たない場合には
電話審査などが実施される場合があります。

C投資に関する知識チェック
これは証券会社によりますが、本当にリスクについて理解しているのか
についてのチェックが行われる場合があります。
例えば、「下記の中から誤っているものを選びなさい」といった感じで
利用者をテストするというものです。
間違っている場合は審査に悪影響を及ぼすこともあります。

信用取引口座の審査で嘘をついても大丈夫?

信用取引の口座開設のとき、
自己資金の欄や投資経験の欄に嘘の数字を書いたらどうでしょう?

実際には、
投資経験や自己資金についての調査権限を証券会社側は持たないので、
基本的には自己申告に基づくものとなっています。
それで、自己資金2000万円、投資経験10年以上などと書いておけば、
審査は問題なく通ると思います。
ただ、肝に銘じておきたいのは
なぜ証券会社がこのようなルール(審査)を設けているのかということです。
別に意地悪でこうした審査をしているのではなく、
そうしたリスクある取引だから審査を行っているのです💡

このような現状をしっかり自覚した上で、
誠実に取り組むべきだと思います。

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posted by あべ☆ひろ at 16:26| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

信用取引を始める前に!

こんにちは、あべ☆ひろです。

今回は、
信用取引を始めることができるまでの具体的な流れを解説していきます。

基本的な流れとしては、
証券会社に口座を開設(総合口座開設)、信用取引口座の開設依頼、
審査、口座開設完了といった流れとなります。

信用取引を始めるには先ず、
通常の証券口座を保有している必要があります。
また、信用取引用に新しく口座を開設する場合でも
「通常口座」→「信用口座」という流れになります。

信用取引が可能になるまでの流れ!

信用取引は、
証券会社が投資家に対して与信(信用)を与える形の取引となります。
そのため、通常の現物株取引のように、
資料請求→口座開設完了といった簡単な流れとはなりません。
審査が必要になるなどのいくつかのポイントがあります。

@証券会社に口座開設

先ずは、証券会社に口座開設をしておく必要があります。
現在取り引きをしている証券会社がある場合は、
そちらで継続利用されてもOKです。
ただ、信用取引をする上では、オススメの証券会社もありますので、
このサイトで今までに紹介してきた証券会社の情報などを参考にして
いただくのも良いかと思います。

〈信用取引で証券会社を比較するポイント〉
信用取引をやってみたいという投資家の皆さんが証券会社を選ぶ際、
現物株取引と同じ証券会社を利用するという方が多いようです。
でも、信用取引の場合には、
現物株とは異なる様々な手数料やコストがかかるうえ、
場合によっては取引の一部が制限されているような証券会社もあります。
信用取引という取引に特化した上で、
下記5つの比較ポイントを考慮して証券会社を選ぶようにしましょう。
・取引手数料
・金利・貸し株料
・委託証拠金率
・最低委託証拠金維持率
・一般信用取引

通常証券会社に口座を開設すると「証券総合口座」という口座が開設できます。
但し、この状態では、信用取引はできません。
信用取引を行えるようにするには、
別途「信用口座」の開設依頼を行う必要があります。

A信用取引口座の開設

口座開設には、申込書を提出する必要があります。
最近のネット証券では
インターネット上での申し込みも可能なところが多いです。
申込の際には、投資経験や資産などが問われます。
また、
信用取引に関する簡単なクイズ(質問)が出される場合があります。
こうした内容は全て審査の対象となります。
申請後各証券会社で審査が行われます。

B信用取引の口座開設条件と審査

まず、第1に審査の基準は証券会社によって異なります。
一般的に信用取引の審査基準の厳しさは
対面証券会社(大手)>対面証券会社(中小)>ネット証券という順で
大手の証券会社ほど審査は厳しいと言えそうです。

特に、国内最大の某大手証券会社の審査基準は
預かり資金が3000万円以上+支店長による面談が義務といったように
非常に信用取引審査が厳しくなっています。
一方で、ネット証券の場合は預かり資金最低30万円以上、
投資経験○年以上といったように見た目の審査条件自体も甘いようです。

大きくは下記の3店について審査されますが、
スムーズに行けば数日から1週間で口座開設が完了します。
判断が微妙な場合や、
証券会社によっては電話審査がある場合もあります。
・資金面
・属性(職業)
・投資の知識と経験

C信用口座へ証拠金を入金する

信用取引口座が開設されたら、
その口座に信用取引をするための担保となる証拠金を入金します。
既にその会社で現物株取り引きをしている場合には、
預けている資金が預かり金となります。
また、現物株は自動的に代用有価証券として計算されます。
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posted by あべ☆ひろ at 11:29| | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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